競馬の魅力を初心者でも解りやすく徹底解説！【2025年版】

競馬とは、単なるスポーツではなく、観戦者、騎手、馬主、そして競走馬が一体となり作り出す壮大なドラマとなっていますが、その魅力は多岐にわたり、スリル、戦略性、美しさ、そして歴史や文化に根差した深みがあります。

日本で最も有名と言われている馬『ディープインパクト』を覚えている方も多いのではないでしょうか？

出走レースでは常にダントツの1番人気で数十万人を競馬場に呼びこむほどの圧倒的人気！！

そんな競走馬を育成するために頑張っている厩務員、調教師たちと最高のレース展開で勝利を目指す騎手たちが繰りなすドラマを応援する観客たち・・・。

競馬の魅力とは？

競馬のイメージが良い方向へと変化しつつある昨今ですが、それに伴って、下記のような質問が多く言われるようになってきています。

「競馬って人気だけど何が面白いの？」

「ただのギャンブルじゃないの？」

競馬初心者の方や競馬を始めようか迷っている方にも読んで頂きたい内容となっているので、ぜひ最後までご覧ください！

競馬とは

競馬は農林水産省が管理しており、日本中央競馬会(JRA)により運営されている公営ギャンブルの一つで、違法賭博などとは異なり、健全なギャンブルとなっています。

ちなみに競艇は国土交通省、競輪・オートレースは経済産業省、スポーツ振興くじは文部科学省、宝くじは総務省が管理しており、全ての公営ギャンブルは別省庁が担当しています。

そもそも競馬とは騎手が馬に乗って走り着順を競い合う競技でもあるので、スポーツとしての一面も持っています。

このように競馬はギャンブルとしての魅力とスポーツとの魅力を兼ね備えている競技と考えていいでしょう。

簡単に言い換えると

• 「競馬をする」：馬券を買って実際に賭けること(ギャンブルとしての一面)
• 「競馬を見る」：野球などのスポーツを観戦することと同じ(スポーツとしての一面)

スポーツとしての競馬の魅力を知ることで、馬券を購入しなくても競馬を楽しめるようになっていますので、ご安心ください。

美しい競走馬の姿

競馬の主役である競走馬の美しさも、競馬ファンを魅了する大きな要素です。均整の取れた筋肉、風を切るたてがみ、力強い脚の動きなど、競走馬の姿には人々を感動させる美が宿っています。

毛の色に注目してみても、一般的な茶色や珍しい白色など毛並みだけでも8種類に分類されるのだとか・・・

そんな中で受け継がれる血統があることも確かです。

競走馬は生き物なので、当然どの馬にも父(種牡馬)と母(繁殖牝馬)が存在していますが、一般的に競走馬は、父(種牡馬)の特徴を色濃く受け継いで生まれてくると言われています。

競走馬の生産者は過去の成功例を参考にしながら、種牡馬と繁殖牝馬の相性を日々研究し、より強い馬を競馬界に生み出す工夫を続けているのです。

血統を理解するには時間がかかると思いますが、競馬を知っていく上では欠かせない情報なので知っておいて損はないでしょう。

その他にも自分が好きな「推し馬」の写真を撮るため競馬場に足を競馬ファンもいるほど、競走馬の人気は高いです。

また、競馬場では、レース前のパドックで間近に馬を見ることができ、馬の表情や動きを観察する楽しさも味わえます。

このように、自分の「推し馬」を探してみることでギャンブルではない競馬の魅力に気づくことができるでしょう。

騎手と馬の信頼関係

競馬は単なる「速さ」を競うだけでなく、馬と騎手のコンビネーションが勝敗を大きく左右します。

馬はそれぞれ異なる性格や特性を持ち、騎手がその個性を引き出すことで最高のパフォーマンスが発揮されます。

この人馬一体のパートナーシップが、競馬を特別なものにしているのです。

競走馬それぞれに個性があります。

競走馬も私たち人間と同じように性格や見た目が様々で、穏やかで人懐っこい馬がいれば、わがままで気性の荒い馬も存在しています。

そんなワガママな気性の馬をなだめすかして最高のパフォーマンスを見せる騎手の方々は、とてもすごいと思ってしまいます。

エキサイティングなレース展開

やはり競馬最大の魅力は、レースのスリルにあります。数秒ごとに順位が変わるレース展開や、ゴール直前での大逆転は、見る者を熱狂させます。

馬と騎手が一体となってゴールを目指す姿は力強く、また、雨や芝の状態といった自然条件が予想を覆す場合もあるため、毎回異なるドラマが生まれてきます。

騎手間の駆け引きもまた、レースの醍醐味の一つと言われています！

競馬では、競走馬7割・騎手3割と言われるほど、レースにおいて騎手の実力というものが大きく左右されますが、その理由は知っていますか？

基本的にすべての馬は本能的に集団の先頭を走りたがる生き物と言われているので、先頭になるように全速で走ってしまうんです。

全馬がそんな走り方をしていたら、ゴール前までに疲れ切ってしまうのが目に見えていますよね。

そこで重要となるのが騎手の実力となってきます！！！

レースのペースが遅いのであれば馬を前に行かせたり、速くなるのであれば集団の後ろで控えたりと、ペースを判断して馬の位置取りを変える力が求められてきます。

そして、騎手の中でも先行逃げ切りが得意な人・後方待機して終盤に差す競馬が得意な人などがいるので、そういった要素を踏まえて、着順を予想することも競馬の魅力の１つと言えるでしょう。

戦略と分析の楽しさ

競馬には、単に結果を待つだけでなく、戦略的な楽しさがあります。馬の血統、過去のレース成績、コース特性、天候などの要素を考慮して予測を立てることで、競馬は一種の知的ゲームとなります。

経験を積むほど予想が的中する楽しさを味わえますし、それが外れた時でさえ、「次こそは」という期待感が生まれます。

そして、どんな予想をするにしても、予想の仕方に正解はありません。

どの馬が強いのか、どんなレース展開になるのか、騎手は誰なのか・・・・。

例を挙げればきりがないですが、競馬の予想方法は人によって様々で正解もありません。

自分に合っている・楽しいと感じる予想方法を見つけることが、競馬の魅力であり競馬の醍醐味と言えます。

まずは馬券を購入せず気楽に競馬予想を楽しんでみるといいのではないでしょうか。

競馬のG1レースとは？

1984年にグレード制が導入されて以来、賞金の高い順に「G1→G2→G3」と分かれており、この3つを重賞レースと呼んでいます。

その中でも賞金が高くて最も格式あるものがG1レースと言われていて、基本的に競走馬はG1を目指していると言われていますね。

G2は、G1レースの前哨戦として組み込まれていることが多く、なかにはG1よりも長い歴史を誇るレースがあるのも特長です。

G3は、重賞の中で最もレース数が多くあり、賞金を加算したい馬たちが集うので激戦となりやすく、波乱も起きやすくなっています。

G1の中には五大レースというのがあり、これはクラシックと呼ばれ、3歳世代しか出走することができません。競馬発祥の地でもあるイギリスのクラシック競走を模範としています。

• 「皐月賞」
• 「東京優駿（日本ダービー）」
• 「菊花賞」
• 「桜花賞」
• 「優駿牝馬（オークス）」

これらは、三冠レースとして注目度も高いレースとなっています。三冠牝馬レースの最終戦となるのが「秋華賞」ですが、これはクラシックに入りません。

理由としては、イギリスでは、3歳牝馬限定のクラシック競走がないからです。

G1レースの種類は？

2024年現在でJRAのG1は24レースあり、芝やダート、長距離や短距離、牝馬限定など、それぞれ特徴があります。

G1レースの一覧【2024年最新】

24レースある中で最も盛り上がるのは、『東京優駿(日本ダービー)』と『有馬記念』と言われています。

特に、ダービーというのは格別であり、すべてのホースマンが目標とするレースとなっており、競馬界のレジェンドと言われている武豊騎手は毎回ワクワクするレースで、最低人気でも出走したいと自身のサイトでも述べています。

ファンが人気投票で参加できるだけでなく、冬のボーナス後で年末、クリスマス時期に行われることから一年の総決算と言われている『有馬記念』ですが、名馬の引退レースになることが多く、オグリキャップやディープインパクト、キタサンブラックなどの一時代を作った馬たちの花道として存在されています。

有名な地方や海外G1レース

ダートが主流の地方交流競走の内、帝王賞や川崎記念、東京大賞典にはJRAからも多数有力馬が登場しており、JBC（ジャパンブリーダーズカップ）には複数のG1が1日で行われています。

2024年からはダート三冠路線が確立されて、南関東競馬主催の東京ダービー（羽田盃も含む）にもJRAの競走馬が出走可能です。

これだけは知っておきたい競馬の名場面・珍事

1位　3冠牡馬オルフェーヴル vs 3冠牝馬ジェンティルドンナ（2012ジャパンカップ）

対象のG1レースすべてを制した馬に与えられる三冠馬という称号がありますが、その称号を手にした牡馬オルフェーヴルと牝馬ジェンティルドンナがバチバチにぶつかりあったレースとして有名な1戦です。

最後の直線ではオルフェーヴルとジェンティルドンナの馬体がぶつかり合い最終的には、僅差でジェンティルドンナが勝利する結果になりましたが、負けた側にも拍手を送りたくなってきます。

最後の直線とても見ごたえがありますので機会がありましたら、ぜひ検索してみてください。

2位　衝撃のラストラン！　ディープインパクト（2006有馬記念）

平成最強の競走馬ディープインパクトのラストランとなったレース。

マークが厳しいなら大外から捲くりあげればいいと言わんばかりの圧倒的な実力。

実況をおこなっていた三宅アナの「ディープが今翼を広げた」「間違いなく飛んだ」という実況は、名実況として今も語り継がれています。

現在、種牡馬として数々の最強馬を生み出す存在になっているディープインパクト！

産駒が同じように感動させてくれることに期待していきたいですね。

3位　ゴールドシップ120億事件（2015宝塚記念）

2015年の宝塚記念にて圧倒的1番人気だったゴールドシップに起こったトラブルにより約120億円もの馬券が紙くずとなった事件

ゴールドシップは前々年、前年と宝塚記念を連覇していたため、この年も勝利するだろうといつもより多くの人が馬券を買っていたようです。

また、G1レース3連覇は前例がなくこの大記録に多くの期待が集まったと言われています。

ただ、ゲート開放前から苛立ちを見せ、ゲート開放と同時に立ち上がり大きく出遅れる展開に・・・

元々気性か荒いことで有名なゴールドシップ、スタート直後の出来事にファンたちは騒然としていましたが、ゴルシなら仕方がない、ある意味ゴルシらしい失態に諦め、笑いすら起きていました。

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よくある質問

Q: 日本の4大競馬場はどこですか？

A: JRA（中央競馬）主要4場・G1制覇を達成した馬の一覧です。 JRAでは東京競馬場・中山競馬場・阪神競馬場・京都競馬場の4場をいわゆる「主場」とし、ビッグレースを数多く施行していますが、この4場全てでG1を勝った馬は2024年5月末時点で4頭しかいません。

Q: 競馬の4大レースは？

A: 桜花賞、皐月賞、優駿牝馬（オークス）、東京優駿（日本ダービー）、菊花賞の総称。

Q: 競馬のダービーとはどういう意味ですか？

A: 競走名のダービー（Derby）とは、1780年にイギリスで同レースを創設した、第12代ダービー卿エドワード・スミス・スタンレー氏にちなむ。 現在は一般的に3歳馬の頂点を決める競走として世界各国の競馬場でダービーが行われ、わが国でも”競馬の最大の祭典”として、競馬ファン以外にもその名が広く知れ渡るレースとなっている。

まとめ

ここまで競馬の魅力をご紹介してきましたがいかがだったでしょうか？

競馬初心者の方や競馬を始めようか迷っている方、競馬=ギャンブルと考えていた方も競馬の魅力を知ることで少しでも競馬のイメージが変われば幸いです。

今回ご紹介したように、始めのうちは馬券を購入せずネットやテレビで競馬を楽しむのが良いかもしれません。

ただ今後も競馬予想を続けていく中で観るだけではなく実際に馬券を買ってみたいと思うようになるでしょう。

もし、興味がある方は是非試してみてくださいね。